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第17回統一地方選の前半戦での民主党敗北を受け、党内から11日、菅首相や岡田幹事長の選挙手腕を疑問視する声が相次いだ。首相のさらなる求心力低下は必至で、東日本大震災から1か月を迎え、政権運営は一段と厳しさを増しそうだ。
枝野官房長官は11日午前の記者会見で、菅首相の責任論について「民主主義のルールに基づいて菅首相が職責を与えられており、その職責を果たすことに全力を挙げるのが筋だ」と語り、首相の退陣を否定した。首相は記者団の問いかけには無言で、険しい表情のまま首相官邸入りした。
岡田氏は11日午前、国会内で安住淳国会対策委員長らと会談し、統一地方選の総括のため、「5月に全国幹事長会議を開きたい」と述べた。午後の党役員会では態勢立て直しを協議する。参院幹部は「今は党内でごたごたしている場合ではない」と述べた。
しかし、国政での与野党対決型の知事選では、首相のおひざ元の東京と岡田氏の地元・三重で敗北しており、「執行部の責任論が公然と出るのは避けられない」(党中堅)との見方が出ている。
「できることは何でもやる」。東京都知事選で4選を果たした石原慎太郎氏(78)は10日夜、東日本大震災の復興に向け宣言した。都内への避難者や都民は何を望むか聞いた。
福島県いわき市から千代田区の旧グランドプリンスホテル赤坂に避難している金物屋経営の男性(43)は「東京は自粛ムードだが、日本の顔として活気を取り戻し、日本経済を引っ張ってほしい。石原さんはアピール力があるので、安全と認められた野菜や魚を購入するよう提言したりして助けて」と話す。
7カ月の息子がいる文京区の女性会社員(35)は、都の震災対応に「小さい子のことを優先的に考えてほしい」と注文する。
福島第1原発事故で乳児を対象にした水道水の摂取制限が行われた際、たまたま行った区役所で3リットルの水をもらった。「配布しているという情報はあまり伝わってなかった。もっと積極的に宣伝してほしい」と話した。http://www.hokengate.jp/pro/
震災は通勤通学にも影響を与えた。大田区の男性会社員(32)は、震災の日の夜、電車が運休して港区の勤務先から3時間歩いて帰った。「大災害では行政をあてにするより、自力で何とかしなければと思った」という。原発事故に伴う計画停電には「ぎりぎりの供給体制だったことは衝撃的だった」とも。電力需要が高まる夏場に都はどんな対策を打ち出すのか。石原氏の手腕が問われる。【真野森作、田村彰子、鈴木梢】
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統一地方選前半戦で、公明党の公認候補が大阪府議選と横浜市議選で計2人相次ぎ落選した。地方議会選挙で同党は平成17年10月の新潟県南魚沼市議選で候補者が落選して以降、1人の落選者も出していなかった。
山口那津男代表は11日午前の記者会見で、「空白の選挙区に果敢に挑戦し、議席を獲得したところもかなりある。厳しい戦いを大部分は勝ち抜いたという自負もあり、勝利感の方がはるかに大きい」と述べた。
一方で、党が目標に掲げた「完全勝利」が前半戦でついえたことについては「厳しい選挙区の数が多かった分だけ取りこぼしがあったということは、われわれの不徳の致すところと強く反省している」と陳謝した。
大阪府議選和泉市選挙区(定数2)では、3人が立候補。橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」現職の森和臣氏(45)がトップ当選した一方で、公明党現職の池川康朗氏(57)が2位と約30票差で落選した。
横浜市議選金沢区選挙区でも現職の木村久義氏(60)が及ばなかった。
同党は41道府県議選に173人、15政令市議選に158人を擁立し、全員当選を目指していた。
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261万票を獲得し、2位に大差をつけて4選を果たした東京都の石原慎太郎知事(78)は当選から一夜明けた11日、都庁で記者団の取材に応じた。
この日も震災発生以来続けている防災服姿で登庁。石原氏は集まった記者団に笑顔で敬礼してみせた後、これまでの都知事選との違いを聞かれ、「くたびれた。こっちは歳をとって、またかって感じ」と疲れた様子もみせた。
東日本大震災の発生から1カ月を迎えたことについては、「都としてはできることはやってきた」。初登庁も防災服姿となったことに、「政府の方は着替えちゃったけど、まだそんな心境じゃない。原発がラチがあかないのによくまあ、背広でネクタイしてられるねえ」と“石原節”は全開。
事実上の与野党対決となった知事選で全敗するなど統一地方選で惨敗した民主党については「しようがないでしょうなあ。未熟な人たちの集まりだから。目をそむけたくなるところありますなあ」と嘆息。2位との票差が90万票近い大差となった結果は「あんまりついてなかったな。保険代理店こっちは選挙で何もできてなかったが票数なんかどうでも良い」と切り捨てた。
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